『日本の誇り』
これまで「腕時計といえばスイス製」という偏ったイメージがあり、国産の腕時計に対してはそれほど良いイメージを持ってませんでした。それでも「SEIKO」ブランドに対しては、9T82ムーブメントに代表される独創的な商品のラインナップ、モータースポーツの最高峰であるF1からインスパイアした製品の展開、海外と国内で仕様・デザインを変える商品群など、他のブランドにはない魅力に惹かれていったのも事実です。その延長線上でこの製品を知り、購入→愛用してから、セイコーに対するイメージがさらに良くなりました。この「プロスペックス マリーンマスター プロフェッショナル(SBDB001)」を腕に装着したときの充実感、モノ凄いボリューム感……それでいて軽快感がある不思議な魅力。技術的に見れば、5R66ムーブメントやチタン製ケース&ベルト、ブ厚いサファイアガラスなどなどいろいろとあると思うのですが、実物の製品は写真では分からないオーラを放っています。KINETICやスプリングドライブは、日本が世界に誇る素晴らしいテクノロジーだと改めて感じました。クルマでいえば、トヨタ・プリウス、ホンダ・インサイトなど最新鋭のハイブリッドカーに通じる「未来」を感じます。国産ブランドが世界の勢力図を塗り替えるのではないか? それほどのインパクトを感じる製品でした。「単なるダイバーズウォッチではない!」そんな主張があるところに、とても満足しています。